2026 Jan 113
非対称性の一面として…「黒色のオーラ」は直球激烈ラブソングだが、「for Yourself」はそうでない。
「おまえがいるから夢を思い出す」という告白に、「俺がいなくても夢を追え」という応答。

***

《You/We Go Further Away》《Let Me Set You Free》《Living for Yourself》の3フレーズと曲名の「for Yourself」だけ英語になっている。俺から離れて自由に先へ進んでくれ、というメッセージ。母語では言えない(言いにくい)理由がある?
とくに《Let Me Set You Free》は、1番と2番では日本語の位置に英語を入れている。母語だと生々しすぎるから?

***

《信頼も 葛藤も きっとお互い
 言葉にはしないけど 感じるよ》

葛藤はともかく信頼は言葉にしてもいいんじゃないかって思うが……それはさておき

《葛藤》って何と何の葛藤だろう。
相反する欲望と欲望の間で板挟みになるのが葛藤(conflict)。当然ながら二人とも「言えないほうの欲望」は明示していないから、明示されているほうの欲望から逆算して推測するしかない。

負けたくない vs 負けていたい
勝ちたい vs 勝たない方がいい
容赦しない vs 勝たせてあげたい
変わらなきゃいけない vs このままでいたい
自由にしてあげたい vs 縛られていてほしい
遠くへ進んでほしい vs そばにいてほしい
夢を見届けたい vs まだ夢を見ていたい
自分のために生きてほしい vs ……

《全力の 闘いの その果てでもがき輝く
 夢を見届けよう

 あの時 たった一度だけ
 頬に覚えた熱い痛み 生きている証》

…《遠慮とか容赦なんか》が本当に一切存在しなかった瞬間の象徴、として回想が置かれているように思う。君が俺に対してこれほど《全力》なのは《あの時》以来だな、という。


BACK

★Powered by てがろぐ Ver 4.5.0.

▲